知っておきたい環境用語

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カーボンニュートラル

カーボンニュートラルとは、なんらかの人為的活動による二酸化炭素（CO2）排出量と、植物の二酸化炭素吸収量とが等しいこと、またはその状態のこと。
厳密には植物由来の燃料や原料の燃焼または分解による二酸化炭素排出量を基準として、そのもととなる植物が成長する過程の二酸化炭素吸収量が同じ量になることを指す。
たとえば、化石燃料ではなくバイオマス（動植物などの生物体）から得た燃料の使用は、二酸化炭素は発生するが、ライフサイクル全体で見るとその収支はプラスマイナスゼロとなり、地球温暖化に影響を与えないと考えられている。地球温暖化防止対策として、バイオ燃料の開発など世界レベルでカーボンニュートラルを意識した動きが広がっている。
しかし、排出削減努力だけではカーボンニュートラルの状態を維持するのが難しいことも多く、その場合は排出量の少ない国や企業との間でその権利を取引することができる（詳しくは『炭素クレジット』参照のこと）。
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