環境トピックス

「自然エネルギー財団」設立イベント開催 ソフトバンク・孫氏

 ソフトバンクの孫正義社長が個人で10億円を投じて立ち上げた「自然エネルギー財団」は12日、東京都内で設立イベントを開き、本格始動した。代表理事・理事長にスウェーデンのエネルギー庁元長官のトーマス・コバリエル氏が就任。財団は自然エネルギーの専門家の提言をまとめて発信していく。
同日午後、設立者としてあいさつした孫氏は「福島や日本だけでなく、エネルギー問題は世界共通の関心事になった。中・長期的に原発依存から脱却し、自然エネルギーの普及・拡大を進めなければならない」と訴えた。
コバリエル氏は、脱・原発論者として知られ、8月にスウェーデンのエネルギー庁長官を辞任、新たに財団の理事長に就いた。海外政府機関の有力者を招き、財団は自然エネルギー推進の働きかけを強める考えだ。

2011.9.12 日本経済新聞

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