廃プラすべて再処理

投稿日時 2009/06/04 | カテゴリ: リサイクル

― 政府検討 事業者に義務付け ―

政府はすべての廃プラスチック製品を再生処理する仕組みをつくる。現在は別々に回収しているコンビニ弁当などの容器包装とほかのプラスチック製品をまとめて回収し、新たにプラスチック製品にしたり、燃料にしたりすることを事業者に義務付けることを検討する。資源の効率利用と温暖化ガスの削減につなげるのが狙いだ。

廃プラスチック製品のうち7割を占める容器包装は全国の半数以上の市町村が分別して回収、容器や食品メーカー、小売業者の費用負担で再処理している。ただ残りの市町村は回収費用がかかるなどの理由で再処理していないほか、それ以外のプラスチック製品は焼却されているのが現状だ。

環境・経済産業両省は再生処理を進めるため、容器リサイクル法の改正を検討。現在は再生処理の対象を容器包装だけにしているが、その他プラスチック製品との混合回収でも再処理を義務づける方向だ。一括回収になれば市町村や住民の分別の面倒が省ける。再処理費用は事業者や市町村、メーカーなどと今後協議して決める。(中略)

政府は廃プラスチック製品を再処理する割合(資源化率)を現在の約3割から20年に9割にする目標を設定。経済産業省の試算では、再処理がすべて実現すれば、国内の温暖化ガス排出量を1.4%減らせるという。(後略)

(H21.5.1 日経)





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