素材大手、物流効率化急ぐ

投稿日時 2009/06/04 | カテゴリ: 温暖化・エネルギー

― コストとCO2削減ねらう ―

素材大手が物流効率化に乗り出す。JFEスチールはトレーラーの軽量化で制裁量を増やし、東ソーは船舶の改造で燃費を改善する。昭和電工は鉄道や船舶の利用を増やす。金属などの原材料や製品は特殊な輸送手段が必要で、他業種より輸送コストが割高になりがちだった。業績が厳しいなか、コストと二酸化炭素(CO2)排出量の両方の削減を狙う。JFEは製鉄所から顧客に鋼材を運ぶ専用トレーラーで従来の主力機種より約4割軽い新型の採用を進める。東急車両と開発した独自モデルで現在の約2百台から2011年に3百台にする。道路や橋は積載時点の総重量で通行の可否を定められており、車両本体の軽量化のぶんだけ荷物を多く積める。11年度時点で、導入前に比べて2億円の経費削減を見込む。

東ソーは主力の南陽事業所(山口県周南市)と四日市事業所(三重県四日市市)との間で塩化ビニール樹脂原料などを運ぶ船舶の改造を始める。(中略)

昭和電工は川崎事業所(川崎市)からアンモニアの出荷でタンクローリーによる一貫輸送をやめ、8月から一部で内航船の利用を始める。(後略)

(H21.5.23 日経)





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