温暖化ガス排出90年度比1.9%増

投稿日時 2009/12/07 | カテゴリ: 温暖化・エネルギー

― 昨年度、環境省調べ ―


2008年度の国内の温暖化ガス排出量が12億8600万トン(二酸化炭素=CO2=換算、速報値)と、京都議定書の基準となる1990年度比で1.9%上回ったことが環境省の調査で分かった。家庭やオフィスの排出量が高水準だったことが影響した。ただ、景気低迷で企業の生産活動が冷え込み、07年度比では6.4%の大幅減少となった。小沢鋭仁環境省が11日に発表する。

日本は議定書に基づき、08〜12年度の平均排出量を90年度比で6%減らす義務を負っており、08年度は削減実行期間の初年度にあたる。

国内の排出量は07年度に東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の停止などで過去最高の13億7400万トンを記録したが、08年度は一転して減少した。企業の生産縮小に伴い石油や石炭の消費が落ち込んだかとが主因だ。産業部門の排出量は07年度比で10.4%減り、90年度比でも13.0%下回った。

一方、家庭やオフィスからの排出は世帯数の増加や家電製品の大型化を背景に、08年度は90年度を30〜40%程度上回った。柏崎刈羽原発の停止が続くなどで原発稼働率が60%に落ち込んだことも響き、国内全体では90年度の水準を上回った。

(H21.11.11 日経)






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