中国沿海地域で「洋ごみ」密輸が依然として活発

投稿日時 2013/09/05 | カテゴリ: 有害物質・公害・災害

中国では90年ころより海外から運搬されてくる有害廃棄物を「洋ごみ」として取り締まっているが、その取引は依然として行われ、沿岸地域の汚染の状況は深刻だと報じられた。
「洋ごみ」は中国が輸入を禁止している固形廃棄物で、廃タイヤや電子製品などの産業廃棄物のほか、古着や生活ごみ、医療ごみなどを含む。これらは関与業者によって中国に密輸されたのち、分別され、販売されることで高い利益が上がっているという。
しかし、すでに汚染されたごみも含まれているため、中国沿岸地域の環境と人体の健康に及ぼす影響が危惧され、警戒が必要だと専門家が指摘している。
近年、「洋ごみ」の密輸は増加する一方で、国内のごみの埋め立ての状況も大きな問題となっており、政府による対策や社会全体の環境保護への意識の啓蒙を進めていかなければならないだろう。




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