環境トピックス

鳥インフル、北京で初の死者

― 中国政府、拡大防止急ぐ ―

北京市で鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染した女性(19)が死亡したことを受け、同市政府など一帯の地方政府は7日までに一斉に感染の拡大防止に乗り出した。26日の春節(旧正月)に伴う大型連休を控え、首都で初めてとなる感染死亡事案に中国政府は危機感を強めている。

国営の新華社によると、北京市は6日、指揮センターを立ち上げ、生きた家禽の市外からの持ち込みを禁止するとともに、市内の養鶏場では防疫管理の強化を始めた。(中略)

北京市と隣接する天津市は問題のアヒルの出荷元とみられ、緊急対策チームを設置。中国農産省なども同市に専門チームを派遣し調査した。新たな感染者などは出ていない。

女性宅がある北京市朝陽区は日本人が多数住み、北京の日本大使館は在留邦人に対し、不用意に鳥に触れないよう注意を呼びかけている。

(H21.1.8 日経)

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