環境トピックス

原発停止でも「発電用の石油供給可能」石油連盟会長

石油連盟の天坊昭彦会長は21日の記者会見で、来年、原発が全基停止して火力発電の比率が増えても、電力向け石油の供給は可能との見通しを示した。
 天坊会長は、原発がすべて停止すると、2012年度には発電に使う石油が10年度の約3倍に増えるとの試算を紹介。「最大限輸入を増やして、半分を輸入、残りを国内で生産すれば、来年の夏も全体でみて足りなくなることにはならない」と述べた。ただ、そのためには需要の少ない時期に在庫を積み増す必要があるため、政府や電力業界に需要の見通しを早く示すよう求めた。

2011.7月21日 朝日新聞

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